生活と介護ーkusaiakatyan’s diary

仕事としての介護も自身の親の介護も、知識や技術を根拠に、無理なく行うことで、生活と介護を結び付けることができればと思っています。

在宅介護への思い

デイサービスなどの在宅サービスを利用しながら、少しでも在宅での生活を維持したいと思っている方は多いと思います。

しかし、自宅での介護負担が大きくなると、施設サービスのことも考えるようになると思います。

 

介護の仕事を通じて、認知症の高齢者と関わる中、記憶の障害は当然ですが、失認や失行、また周辺症状として暴言、徘徊などの症状があると、介護するご家族自身の負担だけでなく、他者への迷惑や負担をご家族が気にするようになります。その時、自宅での生活を続けるか、施設入所を考えるか、ジレンマに陥る事例が最近ありました。

 

私たち介護者は、認知症の高齢者ご本人のことを優先しますが、一方でご家族のことも考えなければならず、少しでも家でみてあげたいと思っているご家族が施設サービスの話をされた時は、ご家族の健康も大事にしたいですが、ご本人のことも考えたいし、何を優先したら良いのか考えさせられます。